答えの出ないパラドックス
緊急事態宣言が発令され、
7都県に含まれなかった茨城県も
平日昼間を含め都内への移動を極力控えるように
といったお達しがあった。
私の仕事は医療現場ではない。
直接的には、人の命に関わりを持たない仕事として
自粛対象とされるのだろうな、と思わないではない。
けれど、現場に於いてはどうだろう。
「現在は就業中だが、次回の契約はあるのだろうか」
「自宅待機となったが、給与は補償されるのだろうか」
「就業先からの指示はなく、不安を抱えたまま出社している」
そんな相談に加えて、
働きたいけれど、この状況下では働けない方々がいらっしゃる。
高齢者同居の方、保育園から自粛要請を受けた父母、
シングルマザーとして子どもを育てながら求職中の方、
内定が出ていたものの取り消しとなってしまった方々。
働くことは、生きることに繋がる。
人はみな、生きるために働く。
大切な人と、幸せでいるために働く。
働けないことは、死活問題だ。
間接的にかもしれないけれど、人の生死に直結している。
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もし、自分が感染したら。
無症状感染者として、誰かに感染させてしまったら。
子ども達から、保育所のお友達やご家族に伝染してしまったら。
可能性は、どんなに気をつけていても、“ 0 ” にはならない。
現状で正しい答えなどというものは、おそらく無い。
救える命があると思うから。
寄り添うことで、視点を変えられる方が
少なからずいると思うから、使命感を持って仕事をしている。
それだけでしかない。
国家が国家として機能しないのであれば
せめて、私に出来ることを。
誠心誠意、精一杯に。
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