忙しい時ほど、遊びに持っていく

パートナーが仕事で出張中となって3日目。。。
今日も朝からバタバタで、通勤の電車に乗り込んで
ようやく ほっと一息…というところだけれど
今朝の学びを書き込んでおきたい。
 
普段は朝、6時半にムスメとパートナーを起こして
用意しておいたパンを朝食にしてもらい、食事後は
パートナーにムスメの着替えなどをやってもらう。

その間に私は仕事に向けての身支度を整えるが。。。
パートナー不在となると、そういうわけにもいかない。


「さ、パンパン食べちゃおうね~」
急かさない程度に促すものの、ムスメにとっては
新しい1日の始まりは面白い発見の連続でもある。

「どんぐり、ころころしてた」
「うん。昨日一杯拾ってきたね~」

「あ、だまさんっ! 」
「これは、こけしさんだよ。さ、食べちゃお~」
「ん。。。(モグモグモグ)」

「ぴっぴ(鳥)、いた!」
「ん~? ぴっぴいた? ホントだね~」


母としては、刻一刻と出発時間が迫るのが気になるが
ムスメはといえば、そんなことはお構いなし。

そりゃ、そうだろう。
昨日の楽しかったことをママと共有したいし
自分が見つけたステキなものを、伝えたいのだから。


「食べ終わったら、『ごちそうさま』するよ~」
「まだ、ぎゅうにゅうのんでないよっ」
「そか。じゃあ、なんて言うの?」
「ぎゅうにゅう、ちょ~だいっ」
「はぁい(*^^*)」


“あと10分で家を出たい。
 牛乳を飲み終えたら、着替えとオムツ替えをして
 体温を測って、それから。。。”

「あ! むしさん!」
「ん~、虫さんいたの? さ、飲んじゃお~」
「いま、のんでるよっ」 
「わかったから、飲んじゃいましょ」

ここで、ふと実験を思い付く。

「むしさん、おはよーしたねぇ」
「そだね。『おはよー』だね。ほら、飲んで」
「のんでるよっ」
「わかったから、飲みましょっ。行っちゃうよ! 」

少し怒り口調にして、ビシッと伝えてみる。

ムスメは、といえば牛乳の入ったコップを口に付けるも
なんだか不安そうな顔をして、こちらを見ている。

「ほら、牛乳飲まないなら『ごちそうさま』だよ」
「うん。。。」

コップを傾けて牛乳を口に含むも
やっぱり母の様子が気になるのか、こちらを見ている。


“やっぱり、そうか”


急いでいる時に怒ったところで
幼い子どもに、それは伝わらない。

むしろ、何故ママが怖い顔をしているのか
判らなくて、理解しようとして一生懸命に
こちらの様子を伺って、知ろうとする。

急いでいる時ほど、自発的に動けるように
一緒に楽しめる雰囲気を作る必要がある。


「おや? ママが飲んじゃおうかな? 」
ニヤリと笑ってみせて近付いていくと
ぶんぶん首を振って、ごくごく飲み始めた。

「おいしかったね~♪」
「そだね。おいしかったね。『ごちそうさま』しよ」
「お口ぴっぴしてないよ! 」
「うん。じゃあ、お口ぴっぴしようね」

エプロンを自ら外して、口元を拭き
その後、手と頬と膝と。。。一通り拭いて
安心したように、エプロンを食卓の上へ。

「はい、なむなむ~…ごちそうさまでしたっ」
「ごそさま、した~♪」
「お着替えしよか~! 」
「ん~ん、ちっちするのっ」

おまるに跨がって、おしっこの体勢。
…って、まだまだオムツでしてしまうので
おまるで出ることも殆ど無いのだけれど(^^;)

「ちっち、出た? 」
「でたっ! 」(本当は出ていない)
「よぉし、がんばったね☆ じゃあお着替えだ♪」

既に出発1分前だけれど
急かしても意味がないことは、実証済みなので
ここぞとばかり、遊びに持っていく。

「今日は、うさぎさんのお洋服だよ~
 あれ? 手々が出てこないよ! どこ~? 」
「てて、ここだよ~」
「あぁ、よかった! あったねぇ☆」
「ママ、よかったねぇ~」
「うん、よかったよぉ。さ、おズボン履こうか」


ご機嫌で、自発的に何かをしようとしている時
子どもはどんどん次の行動へと進んでいく。

逆に、何かしらの不安が残る時には
様子を伺い、状況を把握しようとし、
結果的に動きも言葉も出なくなってしまう。

ここに気付けるかどうか、
親が相手の状況を察することが出来るかどうかで
子どもの今後の成長に大きな差が出てきてしまう。


ムスメへ。
今日も、学びをありがとう(*^^*)
M'sRoom へ、ようこそ

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人材会社で働きつつ、キャリアコンサルタントの富山翠としてお仕事しています。

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