「学校行きたくない」

ドタバタの夏休みを終えて、
ようやく日常に戻れる~!と思いながら9月が始まって
間もなく発生した事案が1つ。。。

ある月曜の朝、ムスメが発したひとこと。
「今日、学校行きたくない」

あぁぁぁ。ついに来たか。

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キッカケは、前夜の家庭内でのやり取りで
色々と積み重なっていたムスメのモヤモヤが
解消されないままに就寝したものだから
そりゃ、まぁ、そうなるよねぇ・・・


というわけで。
学校には連絡を入れて、
ムスメを車に乗せて会社まで行き、
在宅勤務用にPCを持ち帰っての仕事に切り替え。

往復の道中でじっくりと話をして
今回最大のモヤモヤポイントの話を聞いて
「あぁ、それは確かに、イラっとするよねぇ~」
「でも、周囲に合わせるしかないから、モヤモヤ溜まるよねぇ」
「わかる! いや、でも会社とかでもそういうのあってさ…」

人間関係の悩みって、子どもも大人も関係ないよね。


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「子どもが不登校なので、在宅でできる仕事を探しています」
「学童が合わないようで、14時で終わる時短勤務を希望しています」

そういったお問合せが増えたと感じている。
少なくとも、コロナ禍前≒都内勤務の時には殆ど聞かなかった。
コロナ禍を経て、リモートワークが浸透したからかもしれないし
或いは各社がこぞって、「リモートで出来るお仕事あります!」と
集客しているからかもしれないとも思う。

リモートで出来る仕事は限られているし、
そもそも子どもがいる状況下で出来る仕事というのも
なかなかに難しいのだけれどね。
見たい部分・見せたい部分しか見えないよね。


不登校に至るその要因は各々様々だと思うし、
その要因だって色々なものが複雑に絡み合っているだろうから
一概に、教育システムを変えればどうにかなるとも思わないけれど。

ただ、1つ言えることは。
現実的に、子どもが学校に行けない・行かないという選択をすることで
何らかの課題を抱えることになってしまう家庭があるということ。

「いいよ。今日、休もうか」
「じゃあ、久しぶりに一緒に、パフェでも食べに行っちゃう?」

そんな家庭は、ほぼほぼあり得ないということ。


収入面かもしれないし、
所属する会社での立場や役割かもしれないし、
本人の価値観や責任感によるところもあるかもしれない。

「学校に行かない」「学校に行けない」という決断をし
勇気を出して発信した子どもに対して、
「おぉ、話してくれてありがとう!」と返せるほど
不真面目な親は、少ないんだろうなぁと思う。
(↑↑ 良い意味での、不真面目 です)

だから、みんな苦しいんだろうなぁと。


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学校の勉強が遅れる、とか
(いっそ、親も一緒に勉強し直すチャンス)
お友達との間に距離が出来てしまう、とか
(そんなの、本当のお友達じゃない)
学校に行かないことで生じるデメリットって、何なのだろう?

良い大学に入れない、とか?
(良い大学に入ると、何か良いことあるの?)
良い会社に入れない、とか?
(外面の良い会社なら、色々あるけれどね)

VUCAの時代、未来が見えないことを怖がるよりも
自分の目の前の子どもが見えなくなることのほうが
怖いように、私は思うのだけれど。


何とも、なぁ。。。
みんな、みんな、苦しいよなぁ・・・


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昼頃には「全回復っ!」と騒いでいたムスメは
翌日には、元気に登校して行ったけれど
いつ、またモヤモヤが出てくるやら。

親として出来ることはといえば、
子ども時代を経験した、ちょこっと先輩として
話を聞いて、受容して、共感して、くらいなのだけれど。


まぁ、まずは。
「どうしよう」ではなく、
「どうにかしよう」「どうにかしちゃおう(楽しんじゃおう)」と
思える余裕を、親自身が持てるようになるには、どうすれば良いかなのかなぁ。


【不登校の小中学生 過去最多の29万人超】に 「学校に行きたくない」と言われたら
※2023年10月4日 NHK WEB NEWS より

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人材会社で働きつつ、キャリアコンサルタントの富山翠としてお仕事しています。

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